パチンコ・パチスロ依存症で迎えた大学入試の話

大学入試で起きたプチサプライズ

中学時代の私は、塾に通っていたこともあり

 

自分で言うのはなんですが、中の上くらいの学業成績を収めていました。

 

ただ、高校からパチスロ・パチンコに依存し始めた影響で

 

ガクッと成績が下がり

 

大好きだった日本史以外は平均以下のレベルまで下降・・・

 

さすがにヤバいと感じ、大学入試の数カ月前からは必死に勉強したのですが

 

そんなのみんな同じ、周りとの差を縮めることができず

 

なんとか受かったのが某大学の夜間コースだけでした。

 

夜間の大学かぁ〜、真っ当なキャンパスライフはおくれそうにないなぁ〜

 

かなり凹んでいたのですが

 

とりあえず入試勉強から解放された私は

 

入学までの間ダラダラと遊んで過ごしていました。

 

そんなある日、地元のスロゲーセンでアリストクラートのストUを打っていると

 

見知らぬ電話番号から携帯に着信がかかってきたんです。

 

「はい、もしもし」

 

「〇〇大学の〇〇と申しますが、今お時間よろしいでしょうか?」

 

〇〇大学?あそこは落ちたはずだけど、なんの電話だろう?

 

「はい、大丈夫ですよ」

 

「この度、トシマールさんが繰り上がりで補欠合格となりましたのでご連絡致しました。」

 

???っ!!( ゚Д゚)

 

「えっ!?補欠合格?受かったってことですか?」

 

「はい、もし入学ご希望であれば手続きの方を進めたいんですけれども、どうされますか?」

 

夜間コースに不満を抱いていた私は、二つ返事で

 

「はい!入学希望します!よろしくお願いします!!」

 

「わかりました。では入学手続きの方を進めさせて頂きます。それでは失礼します。」

 

「はい!お願いします!ありがとうございました!!」

 

あまりに一瞬の出来事だったので、しばらく呆然としていましたが

 

時間が経つにつれて、次第に喜びがこみ上げてきました。

 

そこまで偏差値が高い大学ではなかったですが

 

普通のキャンパスライフがおくれるようになったことが

 

なにより嬉しかったんです( `ー´)ノ

 

とりあえず、ゲーセンに戻りストUに残っていたクレジットを回すと

 

「ヨガ!ヨガ!ヨガ!」とダルシムも私を祝福してくれているように感じました(笑)

 

パチンコ・パチスロ依存症で迎えた大学入試の話

 

ゲーセンを出て私が真っ先に向かったのは

 

先日卒業したばかりの高校。

 

補欠合格したことを伝えておきたい先生がいたんです。

 

職員室に入り、高校時代にお世話になった日本史のT先生に合格したことを伝えに行くと

 

(基本的に先生は嫌いだけどT先生だけは好きだった)

 

「よかったなぁ!受かったからにはしっかり頑張れよ!」と

 

労いの言葉をかけてくれました(^^♪

 

T先生曰く、突き抜けた科目があると割り増しで点数が加算されるケースがあるから

 

お前が満点の自信があると言っていた日本史が高く評価されたんだと思うとのこと。

 

日本史だけは完璧に仕上げて良かったぁ〜としみじみ思いました。

 

そんなこんなで、〇〇大学最底辺の人間として入学することになった私。

 

そこで、大学4年間をずっと共に過ごす3人の友人と出会うことになります。

 

 

 

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